海にまつわる怖い話をまとめています。

海にまつわる怖い話まとめ(海怖まとめ)

part011

夜の海を泳いでいたY

更新日:

24: 本当にあった怖い名無し 2007/09/04(火) 22:40:37 ID:QFeQ1mn50
632 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 08:13:21 ID:P4RRRyQT0

Y1

ここで早朝から投下
4月、5年生になってクラス替えがあった。
どんなヤツと一緒になるのか、もう卒業するまでクラス替えはない。
不安でもあったけど、大抵のヤツとは、かつて一度は言葉を交わしたことはある。
みんな地元の連中だから、そこそこ上手くやっていけるだろ。

5月に転校生が来た、仮にソイツをYとしとく。
背丈だけは高かった、多分、学年でも三位には入るんじゃないか
ただ、幅は女子と同じくらいだった。
自己紹介の時も、殆ど何を言っているのか聞こえなっかった。
ヒョロッとした見るからにイジメの対象にになるカンジ。
オレはチビだから前の席だったが、そいつの席はオレの隣になった。
つまり、先生に言わせれば、○○君、よろしく面倒みてやってね、そんなカンジ
何故かっていえば、オレと同じ団地に越してきたから。

5月の終わり、遠足がある。
教室の席とは別に、その時は別の班が組まれる、Yは別の班だった。
いつもノロマで、ドンくさいYの面倒を見ないで済む、正直、ホッとした。

25: 本当にあった怖い名無し 2007/09/04(火) 22:41:58 ID:QFeQ1mn50
633 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 08:49:17 ID:P4RRRyQT0

Y2

ところがそのY、遠足の、皆が弁当を食べる場所にはいなっかった。
何故なら、Yはバスの中で寝てしまっていて、その事に気づく者はだれもいなかったんだ。
悪いことに、彼は一番後部座席の端に座っていた。
誰もYがいなかったことに気づく者はいなかった。
先生すらも。バスの運転手も前席のシートが邪魔になって見えなかった。
バスを降りたとき点呼も取ったはずなのに。
今なら考えられない、かなり問題モノだろ、これは。
それだけ、存在感の薄いヤツだったんだ。

結局、Yは運転手と一緒に、バス会社の操車場で発見された、夕方になって。

彼は初めて登校した学校で、誰とも友達になれずに寝て終わった。

翌日の朝礼で、その話を出され、校長にオレ達全員がなじられた。

オレは担任を心の中で詰ると共に、なんとも言えない後味の悪さを感じた。

26: 本当にあった怖い名無し 2007/09/04(火) 22:42:40 ID:QFeQ1mn50
635 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 09:18:31 ID:P4RRRyQT0

Y3

7月、夏休みに入ってすぐに、林海学校がある、一泊二日の。
その時はさすがにYはいた、オレと同じ班で、同じ部屋だった。
オレは遠足の事があったから、何くれと無く面倒をみていた。
その行事の期間の内、海でのクラス対抗リレーというものがあった。
クラス内の班の中から、3人の代表を出して競う、というものだった。
班長だったオレは全くのカナヅチだった。
あとに残る5名ほどの内、オレはYをメンバーの中に入れた。
みんなに馴染む調度いい機会だと思ったから。
だけど、泳ぎに全く興味のないオレは、体育の時間にすら彼の泳ぎを見ていなかった。
結果、オレ達のクラスはビリだった、決定的な敗因を招いたのはYだった。
でも、クラスの皆、誰もYを責めたりはしなかった。
オレ、その時9月の新学期からはYと、もっと色んな事を話してみようと思った。
好きなテレビとか、将来、何になりたいとかも。
同じ団地だからいつでも遊びに行けるなと思っていたけど
Yは、8月の間は父親の郷里に遊びに行くのだと言っていた。

27: 本当にあった怖い名無し 2007/09/04(火) 22:44:38 ID:QFeQ1mn50
636 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 10:06:07 ID:P4RRRyQT0

Y4

丁度お盆に入った頃だと思う、Yの夢を見た。
Yが夜の海を泳いでいた、こっちに向かって泳いでくる。
クロールとも、平泳ぎとも言えない、変な泳ぎ方だった。
翌朝、ほんとに水泳が大嫌いな俺も、ハンコをもらいにいくためだけに学校のプールに行った。
お盆休みだからね、ほとんど来ている人はいない
オレが一番乗りだった、監視の父兄も校門をくぐったばかりだった。
学校の規則では、更衣室からプールまではサンダルを履かなくてはいけない。
けれどプールまで渡る木でできたスノコに転々と裸足の足跡があった
プールの入り口にシャワーがあり、そこで初めて水に触れる。
だけど、スノコには更衣室からプールに向かって足跡がある。
プールの入り口で入るのをためらっていると、当番の先生がやってきた。
入り口のカギは先生が開けた。

当時、夏休みでも登校日というものがあにった。
大抵は、御盆過ぎ、8月の20辺りではなかったか。
その登校日の日、朝礼台の上で校長がYが亡くなった事を告げた。
教室に入ってから、担任からもう少し詳しく、海で溺れたのだということを知った。
帰り際に、オレは担任から呼ばれ、一冊の封筒を渡された、中入っていたのは、夏休みの宿題
夏休みの感想文だった。

28: 本当にあった怖い名無し 2007/09/04(火) 22:45:25 ID:QFeQ1mn50
637 :本当にあった怖い名無し:2007/09/01(土) 10:19:00 ID:P4RRRyQT0

Y5

そこに書かれていたのは、9月のプールでのリレーではもう少し頑張りたいこと
そのために、今、海で泳ぎの練習をしていること
新学期にはも少し皆と話したいこと等が書かれていた。
葬儀は父親の郷里、鳥取で行われたそうだ。
クラスの誰も行ってはいない、日本海に面した景色の良い所だそうだ。
いつか行ってみたいと思う。

全然、怖くもない話だったな。

出典:http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1188718576/

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