この話、やはり海好きには引っかかるみたいですね。
初出はオカルト板の百物語のスレで、普通にスルーされていましたが
何か気になるので保存していました。どうぞ。
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184 名前: スターリン 投稿日: 2006/07/21(金) 10:55:12 ID:HYh0Go9n0
誰も信じてくれない俺がガキの頃家族連れで海水浴に行った時の話
そのとき行ったのは確か長崎のどっかだったと思う
結構多くの海水浴客で賑わっていて別に目立った事故とかも無かったとこでね
最初は波打ち際で遊んだりしていたんだが
浮き輪を付けて徐々に沖の方に泳いでいったんよ
結構深いとこまで来てたんだがね 透明度の高い海だったもんで底の方まで見えてな
で 俺が底にいる魚やらを見ながらその辺りを回遊しているとね
何か居やがるのよ 底の方に くそでっかいのが
物凄い 超然とした存在感を漂わせて間違い無く何かが動いているんよ
俺と「それ」の直線距離が大体6~8mぐらいあったから「それ」が何かは最初よく解らなかったんだがね
じっと凝視しているとな
海流で俺が流されたか 「それ」が動いて来たのかは解らないが
俺と「それ」の位置が重なってはっきり見えたよ
「それ」は象だった それも半端じゃなくでかい
海底に象 全く理解不能な状況だが不思議と違和感は感じなかったよ
ゴーグルを付けて見てたから見間違いとは思えない
三十秒程その状況で呆けた様にその象を凝視してたんだがね
急に怖くなって全力で岸に戻ったよ
すぐ親に話したんだが 誰も信じやがらねぇの 当然か
この恐怖はあれを目の前にしてみないとわかんねぇだろうな