レーダーには映っているのに肉眼で見えない船(?)
船の穂先で揺れ動く青白い火の玉
漂うブイに絡み付いていたシャツ。
でも一番怖かったのは、ワッチ担当の二人が将棋をさしてため、近づいてくる船に気付かず、
自分の足元の一メートルほどの場所に相手の船の穂先が衝突したこと。
大事故にはならなかったそうだが、その後、丸一日寝込んでしまったそうだ。
ごめん、今は実家に住んでないんで、詳細を訊くことはできない。
>レーダー
シュノーケルのマスクみたいなものを覗きこんで他の航行中の船を確認するんだけど、
明らかに何か物体が写っている(魚探みたいな色の塊ね)
双眼鏡を持ち出してその方向を見ても何も無く、レーダーの故障でもない。
ただ、昔のレーダーなので誤作動した可能性もあると思う。
>青白い火の玉
夜間のワッチ中に見たらしい。大人の頭くらいの火の玉(?)が穂先を蛍のように飛んでいたと。
ちなみに場所は小笠原・マリアナではなかったそうだ。
>漂うブイに絡み付いていたシャツ。
木などの漂流物に付くシイラやヒラマサを狙ってブイに近づいたら白いモノが見える。
それほど破損や変色していなかったらしい。気味が悪いなと思うもヒラマサが数匹釣れたとか。
レーダーについて解説しまつ。
レーダーは高周波電波をパルスで出し、障害物に当たって反射した電波を受信し、映像化するのがレーダーね。
で、この舶用レーダーの正確性は疑わしいものもあって、時折、偽像や異常伝播なるものが発生する。
近くで映っているにも関わらず見つけられない という事例は少なくないです。
私も経験済み。
青白い炎はその時の気象が気になるけど、セントエルモの火の可能性があると思われます。
ブイのシャツはよくある話。ヒラマサやシイラは流れ物に付く習性がある。しかし、シイラの俗称で死人喰らい ってあるのは本当です。