60: oath 2006/07/22(土) 03:40:09 ID:p+Bl/2dx0
ナンパ目的で相棒と白浜に行った時の話です。
もちろん、ホテルや海の家の予約などしたことがない俺達は、
ナンパした女の部屋にしけこむのが当然だったのだが、その日は
忘れもしない人生初めての超惨敗で、真っ暗になっても浜辺でナンパを
していた。
努力の甲斐なく、その日は浜辺にあるベンチで一泊する事となった。
花火をするカップルはいたが、女たちだけでする奴らは全くいなく
この時点で帰れば良かったと、今は思う。
花火をする人影もなくなり、波音だけの昼間とは全く違う世界。
相棒のイビキがとなりのベンチで聞こえた頃、0時過ぎだったと思う。
すぐ近くの砂の上を歩きまわる音が聞こえてきた。
もちろん真っ暗だったが、ライター以外に明かりの無い俺でも
十分に目が闇になれていた。 音のする方を寝ながら見ると、姿は見えないが
確かに5人くらいの足音が聞こえる。
その音はドンドンこちらに近づいてきた。ドンドンドンドン…
急に悪感を覚え、とっさに「ヤバイ」と感じた。なぜだかはわからない。
立ち上がって、相棒が寝ている方を見ようと首を横にした瞬間
さっきまでベンチで横になっていた相棒が座ってこちらを向いていた。
顔の表情は暗くて全くわからなかったが、こちらを向き、俺の顔を見て
いるのは確かだった。 俺は「大丈夫か?」みたいな事を言おうとした
瞬間、自分の周りに何本もの白い足、足、足、足、足…
もちろん、ホテルや海の家の予約などしたことがない俺達は、
ナンパした女の部屋にしけこむのが当然だったのだが、その日は
忘れもしない人生初めての超惨敗で、真っ暗になっても浜辺でナンパを
していた。
努力の甲斐なく、その日は浜辺にあるベンチで一泊する事となった。
花火をするカップルはいたが、女たちだけでする奴らは全くいなく
この時点で帰れば良かったと、今は思う。
花火をする人影もなくなり、波音だけの昼間とは全く違う世界。
相棒のイビキがとなりのベンチで聞こえた頃、0時過ぎだったと思う。
すぐ近くの砂の上を歩きまわる音が聞こえてきた。
もちろん真っ暗だったが、ライター以外に明かりの無い俺でも
十分に目が闇になれていた。 音のする方を寝ながら見ると、姿は見えないが
確かに5人くらいの足音が聞こえる。
その音はドンドンこちらに近づいてきた。ドンドンドンドン…
急に悪感を覚え、とっさに「ヤバイ」と感じた。なぜだかはわからない。
立ち上がって、相棒が寝ている方を見ようと首を横にした瞬間
さっきまでベンチで横になっていた相棒が座ってこちらを向いていた。
顔の表情は暗くて全くわからなかったが、こちらを向き、俺の顔を見て
いるのは確かだった。 俺は「大丈夫か?」みたいな事を言おうとした
瞬間、自分の周りに何本もの白い足、足、足、足、足…
気を失う瞬間、俺は確かに聞いた。若い男の声で、「ようこそ」って。
それ以来、海が怖い。