日露戦争に従軍したバルチックじいさんによる話です。>>480
バル爺は、衛生兵として従軍したので、退役後、医師のいない漁村で、
骨折や外科治療などのさい多大の貢献をしてくれました。沈着冷静な人で、
また、「合理的な」人で人望もありました。
対馬沖海戦に従軍したのが彼の話の白眉ですが、怪談ではないのでここでは触れません。
おなじ水兵に島根県浜田市出身のものがいて、砲兵だったそうです。その水兵が言うには、
戦争が始まってすぐ、海岸に変なものが漂着したそうです。
海岸から漂ってくる異臭から鯨でも漂着したか?と海岸を探していみたら、10メートル
程度の長細いものが漂着していました。それは、前半部が金属製の円錐形(正確には、
砲弾のような形だったと)であり、後ろ半分が、生(動物のような有機物という意味でしょう)
だったそうです。その部分は、長い二股にわかれた触手のようなもので、青白く変色
(元の色かも)していました。全体の形から「イカ」ではないかと発見した漁民は考えた
ようですが、前半部が金属で(叩くとキンキンと金物の音がした)イカではないだろう:
という話だったそうです。腐敗臭がしていましたが、その異臭は金属の部分からしていて、
ナマの部分は無臭だったそうです。警察と軍隊が来て、東京から偉い先生(研究者でしょう)
が来て検分しました。地元民はまったく近寄れなくなって、2日ほど海岸で
灯りをつけて調べて、ソレは、きれいに持ち去られたということでした。
朝鮮半島に近い海岸地域は、ロシア艦隊への警戒線であったため、厳しく緘口令が
ひかれて、その後の警戒も厳しくなったということです。
(おわり)
漂着した長細いモノ
更新日:
514: 本当にあった怖い名無し 2013/10/30(水) 17:27:32.37 ID:h8htim/O0
海の話です。