海にまつわる怖い話をまとめています。

海にまつわる怖い話まとめ(海怖まとめ)

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「ヒュィーン」という音

更新日:

558: 本当にあった怖い名無し 2013/11/05(火) 17:16:32.27 ID:fgvGZtsN0
海の話です。

バルチック爺さんの話です。
日本海海戦は、御存知の通り日本帝国連合艦隊の圧勝に終わったのですが、その人的被害は皆無
ではありませんでした。砲兵としてはたらいた水兵たちは、敵弾による鉄片の飛散によって傷つ
いたものが多かったとか。彼は、多くの戦傷者を看護しながら日本の港に帰る途中で、海から変
な音が流れてくるのを聞いた:ということでした。それは、甲高い「ヒュィーン」という音で、
それを最初に聞いた時には、「ロシア艦隊からの魚雷か?!」と緊張したようですが、そのよう
な攻撃を加えることのできる敵水雷艇はその海域にはいない。他の兵士も聞いたそうです。
それは海に広がる暗闇から聞こえてくる。それが、すこしづつ低い音程に変わってきて
「うぅおーん」となり、それがつづいて、また音程が高まる、という。低い音程の時は、まるで
人の声のようにも聴こえたそうです。それが高い音程になると、悲鳴のようにも聞こえてきた。
音は近づくこともなく、また遠ざかることもなく、夜明け前には消えたそうです。
それを聞いた兵士の中には念仏を唱えるものもいたそうです。
佐世保に入港したのち負傷兵を上陸させたとき、看護していた砲兵が「帰路航海中、船室の中を
白い人間が何人も歩き回っていた」と述べたそうです。重傷だったので幻影でも見たんだろうと
思い、病院への引き継ぎ作業をしました。その砲兵が、爺さんに長い計算尺をくれたそうです。
おそらく弾道計算に用いるものだったのでしょう。生前見せてくれたことがあります。
その負傷兵のその後は聞いていません。ただ、その後、戦艦三笠は停泊中に火薬の爆発によって
港で沈没します。司令官や爺さんたちは上陸していて何を逃れたそうですが、300名以上の殉職
者をだしました。爺さんは、「何のために海戦で生きのびたのかわからない」と苦い顔をして話
していました。その後、連合艦隊は解散し、爺さんは船をおります。
(おわり)

出典:http://maguro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1360142443/

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